本日、ある部門の月初会議に久しぶりに参加をしました。
前々から考えがあり、当日意図的に会議体を変えました。
議題は『どうしたらもっと現場がよくなるか』
シンプルにこれです。
一人5分間の時間を与えて、現場の最前線にいる者達の声を出させました。
一般的に会社組織では上からの指示がきて現場が動きます。
当社でもそうですが、その場合にはよく見受けられるのが、
個人の考えを主張する者がいることです。
『俺はこう思うんだけどねぇ』
『決まったあれについてどう思う?』
『こうすればいいと思わない?』
と、後出しジャンケン状態=意見ではなく不満を出す者がいることです。
今、ドキッとした人はきっとそのタイプです。
それならば、個人意見としてまとめあげて上からのトップダウンではなく、
ボトムアップにて現場運営をしてみようと考えました。
しかし。
出てきた意見の内容は、
内容が薄い浅い、具体性に欠ける、目的が不透明。
など、一見意見のように見えて実は個人の感情論ばかりで、組織をベースにした意見がほとんど出てこなかったのです。
『こうしたい』『ああしたい』
という願望はあるのですが、とにかく具体性に欠けているのです。
それでも私は否定をせずに一つ一つを聞いて、
最終的にいくつかの答えを導きました。
きっとその部門20名の社員達はその答えを見てこう思ったに違いありません。
『日頃から言われていることばかり、そもそも現場で当たり前にすべきことだ。』
と。
結論。
組織では個人の意見は聞くべきですが、聞き過ぎてもいけないということ。
また、全員参加型の会議体も『意見の出し方』を理解している者が集まらないと、
席に座っているだけで不参加者が出てきて時間の無駄が出てしまう。
ということです。
部長やセンター長も本日の会議については大いに反省をすべきです。
それと同時に、10年弱業界での経験を積んできた我々経営陣の方法論(トップダウン)は、正直今の現場よりも現場運営を良くする方法論であるということです。
これを全員が再認識できたのではないでしょうか。
もっともっと全員力をつけましょう。
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全員参加型も良し悪し・・・
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